COLUMN

生産者の顔が見える?
先日、日本冷凍食品協会の学校給食セミナーを取材した。学校給食に関わる栄養教諭や学校栄養職員などを対象に、今年で11回目の開催となった。初回から取材してきた筆者には、参加者の冷凍食品に対する理解が、かなり深まってきたように感じる。
さて、このセミナーでは毎回、冷食協の会員メーカー数社がブースを出して試食を提供するのだが、今回、業界記者として筆者の目を引いたのは、ヤヨイサンフーズのブース。社長の溝口真人氏の写真がパネルになって飾られていた。“生産者の顔が見える○○”と、スーパーの野菜売場でよく見かけるPOPのようだった。
にっこり笑顔で、イラストのシェフ姿がよく似合っていましたよ!
‥‥‥‥‥‥(2025年10月号掲載)‥‥‥‥‥‥

イタメくん、大人気!
ニチレイフーズは8月8日「チャーハンの日」に、同社のファンと社員がつながる「ほほえみテラス」の取り組みとして、「ニチレイ炒飯試食イベント」を本社で開催。商品開発者による解説や、参加者による意見交換が行われた(詳細次号)。
「本格炒め炒飯」のキャラクターといえば“イタメくん”。参加者からは「イタメくんがかわいくて買い始めた」という声が出るほどの人気で、イベントで登場した時にはこの日1番と言ってもいいほどの盛り上がりを見せた。本格炒め炒飯がギネスなら、イタメくんがゆるキャラ界のトップに立つ日も近い!?
‥‥‥‥‥‥(2025年9月号掲載)‥‥‥‥‥‥

窮屈を感じないロボット!
某大手卸の展示会ではロボットの活用が目立った。物流コーナーでは広いスペースを動き回って、卸が持つ物流機能の説明に努めた。メーカーブースでは、固定されて直立不動の姿勢で、音声により商品を詳しく説明。
ブースに立ち寄った来場者がロボットの説明に聞き入ったが、そのうちロボットを囲んで人だかりができた。囲まれて窮屈そうに見えるが、そこはロボット、平然としている。確かに複数の人を同時に相手にすることができるようだ。
‥‥‥‥‥‥(2025年8月号掲載)‥‥‥‥‥‥

同級生4人が同じ会場に
写真は、5月21日に開催された日本冷凍食品協会総会後の懇親会でのひとコマ。右からニッスイ社長の田中輝氏、ヤヨイサンフーズ社長の溝口真人氏、ノースイ執行役員品質保証部長の金子茂靖氏、マルハニチロ執行役員生産部門副部門長の綿引建司氏と、錚々たる顔ぶれだ。
実は皆さん、東京水産大学(現東京海洋大学)時代の同級生とのこと。冷凍食品業界で活躍しているとはいえ、同じ会合に同級生4人が揃うことはなかなか珍しい。今後も業界発展の先頭に立っていく。
‥‥‥‥‥‥(2025年7月号掲載)‥‥‥‥‥‥

羽根つき焼小籠包!?
ゴールデンウィーク期間中は、全国各地で様々な食のイベントが開催されていた。家族で楽しめるようなイベントを探したところ、東京・世田谷の駒沢オリンピック公園で餃子のイベント「CRAFT GYOZA FES TOKYO」が開催されていたので、さっそく出かけてみた。
テレビで紹介されていたこともあり、会場は多くの人で賑わっていた。そこで面白い商品を発見!「羽根つき焼小籠包 鼎's(Din's)」という店が、羽根のついた焼小籠包を販売しており、数十分待ちの長蛇の列ができていた。
筆者は以前から羽根つき焼売を勝手に提唱していたが、ついに小籠包も羽根つきか…と思いつつ実食。
もっと羽根がきれいに広がったものを写真に撮りたかったが、露店なのであれこれと選ぶことができなかったのがちょっと残念。
‥‥‥‥‥‥(2025年6月号掲載) ‥‥‥‥‥‥

「食べる」ことの意味を考える
大阪・関西万博のシグネチャーパビリオンで、「いのちをつぐむ」をテーマに放送作家の小山薫堂氏がプロデュースした「EARTH MART」。ニチレイフーズやフクシマガリレイが協賛し、凍結粉砕した様々な食材を組み合わせた「再生米」など、新しい食の可能性を示した。
一方で、精肉のパックの背景に牛や豚の活気あふれる写真を展示することや、人が一生で食べる分の卵の殻で作ったシャンデリアで、人は命を食べていることを表現。「食べる」ことの意味や価値、「いただきます」の大事さを再認識した。
‥‥‥‥‥‥(2025年5月号掲載)‥‥‥‥‥‥

世相を反映した蒲鉾品評会
今年の蒲鉾品評会の作品は世相を表現したものが目立った。
石川県からは「頑張ろう能登 伊達巻」が出品された。能登の塩と卵を使用し、復興を目指す決意を示した。福井県からは「福井の米かま」が登場。福井県産コシヒカリを使い5年ほど前から販売しているが、品評会が開催された3月10日が政府備蓄米の販売開始日と重なり話題となった。
中国の水産物禁輸で厳しい環境にある北海道からは「オホーツク 帆立 かまぼこ」が紹介された。伝統的な製法を重んじる蒲鉾だが、いろいろな表現ができることを改めて示した。
‥‥‥‥‥‥(2025年4月号掲載)‥‥‥‥‥‥

イチロー氏の朝食はセブンの…
セブン−イレブン・ジャパンがMLBとパートナーシップ契約を締結。記者発表会にイチロー氏が登壇し、MLBの魅力などを語った。
イチロー氏は23年にセブンのアンバサダーに就任。セブンについて聞かれると「アンバサダーとして様々な取り組みを見せてもらったが、皆、信念と誇りを持ち、誰かのために取り組んでいる姿に心を打たれた。これが野球のチームなら、とても強いチームだと思う」と語った。
ちなみに、日本滞在時の朝食はセブンの菓子パンが多いそうで、この日も3個を食べてきたとのこと。カロリー過多な気もするが、日々の運動を欠かさないイチロー氏ならちょうどいい?
‥‥‥‥‥‥(2025年3月号掲載)‥‥‥‥‥‥