COLUMN

「一番おいしい昼食を」
「気仙沼で一番おいしい昼食が食べられる食堂を目指している」と話すのは、このほど気仙沼工場を竣工したヤヨイサンフーズ社長の黒本聡氏。
同工場の食堂は予約制ではなく、その場で、月替わりメニューなど食べたいものを選べる。小腹がすいた時にはパンもある。黒本氏は「このような施策により、従業員の方々に工場での楽しみを感じてほしい」と話す。
タクシーで旧工場があった場所へ行こうとすると、運転手さんは「以前うちの妻も働いていましたよ」と笑顔。これからも地域に根ざし、良い商品を生み出してほしい。
‥‥‥‥‥‥(2021年1&2月号掲載) ‥‥‥‥‥‥

どちらが丹波黒枝豆?
右の写真、1つは普通の枝豆、もう1つは丹波篠山産丹波黒枝豆。A(左)とB(右)のどちらが丹波黒枝豆か?
先日行われたケンミン食品のメディア向け試食会で食べ比べが行われた。
丹波黒枝豆はサヤに茶色の斑点があるものが多く、見た目はあまり良くないが、粒がふっくらと大きく甘みが強い。つまり、先ほどの質問の答えはB。
試食会の土産に丹波黒枝豆をいただいた。近所の方々へお裾分けをしようかと思ったが、傷んだ枝豆を持ってきたと勘違いされても困るので、酒のつまみとしておいしくいただきました。
‥‥‥‥‥‥(2020年12月号掲載)‥‥‥‥‥‥

「海老の日」はこどもの日?
「海老の日」のイベントは“海老”にちなみ『敬老の日』に実施されるため、どちらかと言うと大人のイメージが強い。
ところが今年は小学生が親と一緒に出席したり、オンラインにより全国の小学生らが参加するなど、まるで“こどもの日”のような趣だった。食の巨匠と一緒にエビの姿を描くイベントがあったが、つきじ田村三代目主人の田村隆氏は、エビに赤色をつけて「酔っ払い海老だよ」と笑わせた。高齢者と子ども達の交流という観点からは、良いイベントだったと言える。
‥‥‥‥‥‥(2020年11月号掲載)‥‥‥‥‥‥

幅広い年代に楽しさを
「人気アニメのキャラクターの形をした成型ポテトはヒットしているが、6歳くらいで卒業してしまう。当社の新製品はその後の受け皿として小中学生に受け入れられるだけでなく、働く女性の弁当などにも利用していただけるのでは」と期待を寄せるのは、「ミニオンズポテト」を発売したライフフーズ取締役営業本部長の寺本裕明氏。
ドイツの工場で製造しており、以前は欧州の大手ファストフード店でも販売されていたという。日本で作る商品はキャラクターの顔の形をしているものが多いが、これは全身というのも新鮮。映画同様、幅広い層に楽しさを提供できるか、注目したい。
‥‥‥‥‥‥(2020年10月号掲載)‥‥‥‥‥‥

再リニューアル
ローソンは春にPBをリニューアルし、パッケージを全面刷新した(写真左)。すると、「商品名がわかりにくい」という意見がネットを中心に拡散。そのことから、早くも8月に再リニューアルを行った(写真右)。
あるローソン社員は「そんなに批判しなくてもとも思ったが、賛否両論あり、それだけ注目されている。意見を聞きながら、さらに磨いていきたい」と述べており、様々な意見に柔軟に対応しつつ、新PBの強化を図る。
‥‥‥‥‥‥(2020年9月号掲載)‥‥‥‥‥‥

見た目に楽しいコロッケ
コロッケメーカーのサンマルコ食品の直営店「COROMORE(コロモア)」に行ってみた。昨年11月にオープンしたばかりの商業施設「渋谷スクランブルスクエア」の地下2階にあり、渋谷駅直結のため入店しやすい。
いろんなコロッケがあって見た目にも楽しい。中には1個800円以上のコロッケもあり、食べてみたかったが、さすがに手が出なかった。
悩んだ末、6個セット(1300円)を購入。グリーンカレーのコロッケが本格的な辛さでおいしかった。
‥‥‥‥‥‥(2020年8月号掲載)‥‥‥‥‥‥

築地魚河岸も内食ニーズ
プロの仕入れ人が利用する築地魚河岸は、外食が休業を強いられた自粛期間中に大きな影響を受けた。外国人の入国禁止でインバウンド需要も消えた。
ところが、巣ごもり需要はここにも及び、一般の買い物客が増加している。魚を調達し、自分で料理する内食ニーズが出てきたのだ。店舗によっては「プロより一般客への売上げが上回ったかも知れない」というところも。
かつては「見物だけで買い上げはない」と疎んじられていた一般客だが、今はまるで救世主のよう。世の中どう変化するか分からない。
‥‥‥‥‥‥(2020年7月号掲載)‥‥‥‥‥‥

マスクの向こうに広がる闇
2月頃から店頭で見かけなくなったマスク。しかし、小社に近いアメ横では4月下旬あたりから50枚入った箱入りマスクが3000円ほどで大量に売られ始め、5月中旬の現在、投げ売りの様相を呈している。
雑貨屋、洋服屋、料理店など売っている店は様々だが、売り方はどこもだいたい雑。これらのマスクが並ぶまでの経緯には様々な闇が感じられる。
いずれにせよ、もうマスクの心配はいらないなと思っていたら、“アベノマスク”も届いた。これもまた、何かと闇を感じさせるマスクではある。
‥‥‥‥‥‥(2020年6月号掲載)‥‥‥‥‥‥